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2012.06.20 (Wed)

居酒屋の客:一升オヤジ

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居酒屋の客シリーズの最終話は“一升オヤジ”です。このオッサン、肉体労働を終えた夕方、日に焼けた首にタオルを掛け毎日やって来ました。

「さ、酒くれる?」

真夏になっても熱燗しか飲みません。しかも、二合徳利ではなく、一合徳利で飲むのが彼の流儀です。肴は余り頼まず、小さな手帳に黙々と何やら書き込んでいました。大概は無口ですが、たまに上機嫌で話し掛けて来ました。彼が書いていたのは小説なんだとか。また、ボクサーのポーズを取ったりする事もあり、昔はボクサーだったとも言ってました。

金払いはとても良く、トラブルも起こしません。小さな一合徳利を飲み干しては、

「さ、酒くれる?」


毎日きっちり10本飲むのが、一升オヤジの由来。身長150cmちょっとの60前と思われるオッサンが毎日一升ですから、相当な酒飲みです。

IMGP6646.jpg

或る日の事。酔い潰れた事など一度もない一升オヤジの様子が変です。何故かベロベロの酩酊状態になってしまったのです。そして、ついにこの日は一升飲む前に帰ってしまいました・・・。「今日は調子が悪いんかのう」と不思議がっていたおばちゃんが、熱燗器を指差しながら突然大声で笑い出しました。


そこには、焼酎の一升ビンがセットされていたのです・・・。

10:33  |  未分類  |  Trackbacks (0)  |  Comments (8)

Comment

最終話 なんすか~v-275

おばちゃんが笑って済ますのもなんだが、おっさんの方もきっとわかっていて飲んだんでしょうね~

院長 |  2012.06.20(水) 11:38 | URL |  【編集】

やっぱり分かっていたんですよね???
だって味の違いが・・・ない・・・の???
Sanae |  2012.06.20(水) 19:39 | URL |  【編集】

腹痛いww。

本人、気づいてたのかなあ。

今日は調子悪いなあなんて思いながら飲んでたんでしょう。
チョッコー |  2012.06.20(水) 21:39 | URL |  【編集】

院長さん
笑い飛ばしてしちゃうのが、おばちゃんの凄い所なんです。
実は、この焼酎をセットしたのはバイトの相棒だったんですよ。
lce2 |  2012.06.21(木) 10:30 | URL |  【編集】

Sanaeさん
新鮮な刺身が売りの店なのに他の店でも食べられるようなツマミしか頼まなかったので、味には煩くないんじゃないかと。
僕は、気付かなかったんだと思ってます。
lce2 |  2012.06.21(木) 10:34 | URL |  【編集】

チョッコーさん
円運動してしまう頭を懸命に制御していた姿が思い出されます。
普通気付きますけどねぇ・・・。
学生時代最後のアパートはとても変わった部屋でちょっと治安の悪い所にあったんですが、隣りの棟から一升オヤジが出て来た時は、ビックラこきました。
lce2 |  2012.06.21(木) 10:39 | URL |  【編集】

え? 酒って普通は焼酎のことでしょ?
LiLAくま |  2012.06.21(木) 13:04 | URL |  【編集】

LiLAックマさん
標準語では、酒は日本酒のことです。
lce2 |  2012.06.22(金) 10:13 | URL |  【編集】

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