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2010.03.23 (Tue)

初めてのアメリカ

私が出張で初めてアメリカに来た時の事。同行してくれたのは、20回以上も渡米の経験がある先輩だった。普段は全然冴えない感じなのだが、「今回は、初めてだから付いて来るだけで良いよ。」と言いながら、テキパキとホテルやレンタカーの手配をしてくれ、旅慣れてない + 英語が喋れない私にはとても心強かった。

ところが、成田に着くなり突然マッサージに行きたいと言い出し、搭乗口で待ち合わせる事になってしまった。旅慣れた彼に限って遅れたりしないだろうとブレーク前のボブサップの写真を撮ったりして喜んでいたが、出発時間になっても彼は現れない。「連れが来ないので、ここで待ってても良いですか?」と係員に聞くと、「出発時間が迫っていますので、中でお待ち下さい。」との事。この頃は、エコノミーの料金で片道だけビジネスにアップグレードできるというキャンペーンがあり、私は初めてのビジネスクラスに緊張しながら、操縦室の下に位置する座席に座った。あれやこれやとCAから持て成しを受けてすっかり忘れていたが、「○○さんのお連れの方いらっしゃいますか?」と係員が叫ぶのを聞いて、先輩がまだ搭乗してない事に気付いた。

「空港内のどこに行かれたか、ご存知でしょうか?」と聞かれたので、躊躇無く

「マッサージです。」と大声で答えると、

「ママママ、マッサージぃ~~~」と物凄いリアクションをする係員。

その瞬間、周りの日本人から一斉に冷たい視線を浴びる・・・。(言って置くが、俺は時間通りに搭乗してるんだ。)携帯を使っても良いから、連絡しろと言われたので電話をすると、「今そっちに向かってるところ。心配しなくていいよ。絶対に乗せてくれるから。」と暢気に先輩が答える。冷たい視線に晒されている私にとって、この態度は実に腹立たしかった。

「今、搭乗口に向かってるそうです。」と係員のアンちゃんに告げると、

「えーッ!もう待てません。それでは出発になりま~す。」と声をフェードアウトさせながら彼は機外に消えて行った。

待たされた周りの人からは、失笑が漏れる。隣りの初老のおっさんに「困った相棒だねぇ」と言われ、「全くですよ。」と私もすっかり第三者になって夕食のメニューに目を落とした。「おっ、飛行機で刺身なんてありなのか~♪」


数分後、彼が居ないと空港で路頭に迷うことになる自分の運命に気付いた・・・。


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